心電図のポイント5つ

心電図をみるポイントは5つ

投稿日:2019年12月3日 更新日:

 

どうも、こんにちは。bob.channelです。

 

 

「心電図苦手です」

「心電図のなに見たらいいかわかりません」

 

この気持ちよく分かります。

 

僕は配属が循環器内科だったため嫌でも毎日モニターを見てましたし、必然的に学習もしました。

でもモニターのアラームは怖かったし、先輩から質問されるのも嫌だった、、、

 

質問じゃなくて教えてくれよ

って思ってた笑

 

循環器と関係ない病棟の方たちからすると心電図ってたぶん意味不明ですよね。分からないというより心電図に拒否反応示す人多いような気がします。

 

そこで
不整脈別の解説の前に心電図をみるときのポイントをまとめます!

 

ポイントを理解するには刺激伝導系の知識が必要です。

 

刺激伝導系の知識に自信がない方はまずこちらを読んでください。
👇
刺激伝導系ってなに?刺激伝導系の目的は?心電図との関係は?

 

 

では、さっそく説明していきましょう!ポイントは5つ!!

読むのめんどくさい方は目次から

【まとめ】に飛んでそこだけ読んでください。

〈心電図を読解するポイントは5つ〉

①P波の有無、形

1番最初にみるべきポイントはP波はどこにあるか。

慣れるまではP波に印をつけてもいいと思います。

 

➡︎P波がない、または、形がおかしい場合は刺激のスタートである洞結節からの刺激ではなく、通常と違う部位から刺激がスタートしている

ということが分かり、それは正常ではないということが分かります。

 

 

②RR間隔

➡︎一定でなければリズムが不整だから異常であり正常なリズムより速いか遅いかで不整脈の種類が変わります。

 

噛み砕くと、RR間隔が一定ではないということは、、、心拍数が一定ではない。

たとえば心房細動かもしれないし、期外収縮、補充収縮が出ているかもしれないし、洞停止かもしれない、色んな可能性がありますけどまずは異常だということを認識できることが大切です。

 

 

③心拍数

これは誰でも当たり前に見てますね。

 

➡︎50回以下は徐脈、100回以上は頻脈です。

✳︎ちなみに、心拍動は収縮期に比べて拡張期が長いということがポイント

 

🦱イメージしましょう!

全身に血液を送るのは収縮期、血液をためるのが拡張期でしたよね。

てことは、全身に送る収縮期は心室を「キュッと」力強く動かさないといけないので一瞬(短い)です。

逆に拡張期は血液をためないといけないので長いとイメージできると思います。

 

🙆‍♂️収縮期<拡張期

🙅‍♂️収縮期>拡張期

 

もう一つポイントがあります、、それは、、、

収縮期よりも拡張期が短くなる時があるということです。

約HR120回/分以上の時に収縮期よりも拡張期が短くなる

と言われています。ここはちゃんと理論がありますが、なかなか言語化するのは難しいので気になる方は調べてみてください。頻脈でHR150回/分以上は絶対に治療が必要です。

頻脈になりすぎると収縮期より拡張期が短くなり血液をためれないから全身へ血液を送れないことと冠動脈への血流も不足するから心臓がどんどんへばっていくという悪循環に陥ります。とりあえずHR150/分以上の患者をみたらすぐに治療が必要だ!と認識していいと思います(若年者は耐えれることもありますが、、、)

 

また、拡張期が短いことで問題になることは冠動脈への血流を十分に確保できないことです。

そのため、冠動脈狭窄など虚血がある場合に頻脈は危険度が増します。

 

血流は

  • 収縮期→全身へ
  • 拡張期→冠動脈へ

と覚えます。

 

💡豆知識💡

 

 

④QRS波の幅

重要なことは幅が広い(wide QRS)ことに気づくこと

wide QRS とは、QRSの幅が120ms以上のことです。

心電図のマス目の小マス3つ以上だったらwide QRSと判断します。

 

wide QRSが何を意味するのか?

➡︎wide QRSでは脚ブロックなどで心室の収縮に時間がかかり全身に送り出す力が弱い状態を示します。

 

wide QRSの波形が全て問題になるわけではありませんが、危険な場合もあるため

まずは、正常なQRS波を理解した上で、wide QRSに気づくことが大切です。

 

 

⑤ST変化

これは国試でもお馴染み!

➡︎狭心症、心筋梗塞の可能性を示します。

  • ST上昇→心筋梗塞(STEMI)
  • ST低下→狭心症(AP)

 

循環器ナースは12誘導心電図で

AMI (急性) or AP or OMI (陳旧性) なのかと心臓のどの部位で起きているのかを予測し合併症を導き出します。

(❇︎大きく分けるとⅡ誘導心電図で不整脈をある程度判断して、12誘導心電図では狭心症・心筋梗塞を判断します。逆にいうとⅡ誘導心電図でST変化を鑑別することはできません。)

さらに実際の心臓の動きを見ている心エコーの所見も確認することで起こりえる合併症を予測して観察できると思います。

 

 

以上、5つのポイントでした〜

 

正常な波形を理解した上で5つのポイントをみます。

正常な波形とは “正常洞調律”
=normal sinus rhythm
(サイナスと呼ばれることが多い)

⇨洞結節の刺激に始まり、心房→心室の順に動き、HRが1分間に50〜100回程度に繰り返されている状態

⇨波形はP-QRS-Tの順にでます。

 

参考までに!

  • P波→5mm以内
  • PQ時間→0.12〜0.20秒(大マス1個以内、それ以上はⅠ度房室ブロック)
  • QRS波→0.06〜0.10秒(0.12秒以上はwide QRS)
  • QT時間→0.40秒以内(大マス2個以内、それ以上はQT延長かも)

 

 

 

【まとめ】

①P波の有無、形
→洞結節から刺激はスタートしているか

②RR間隔
→リズムが一定か

③心拍数
→徐脈や頻脈はないか

④QRS波の幅
→wide QRSになっていないか

⑤ST変化
→狭心症、心筋梗塞はないか

 

簡単にまとめるとこんな感じです。

以上で終わり。

次回から期外収縮について解説していきます。

 

 

一番質問の多い参考書については 元循環器・集中治療室看護師がオススメする心電図参考書5冊! こちらの記事に載せてますので参考に!!

 

-心電図のポイント5つ

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